boidマガジン11月号第1週は明石政紀さん、ヒスロム、杉原永純さん、空族、鍵和田啓介さん、湯浅学さんの記事を、河村康輔さんによる新しい表紙とともに掲載します。
今月も継続して全記事の冒頭部分を無料公開していきますので、読者登録されていない方もぜひ覗いてみてください。
ベルリン・ファスビンダー展訪問記 (明石政紀)
今年はライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの生誕70周年ということで、日本でもその監督作の特集上映や戯曲の上演などのイヴェントが催されましたが、ファスビンダーの母国・ドイツでも大規模な展覧会が行われていました。ベルリンの美術館マルティン・グローピウス・バウで5~8月の約3ヶ月化間に渡って開催された展覧会「Fassinder – JETZT」(「ファスビンダーの今」)。その展覧会を秘かに訪れていた『ファスビンダー、ファスビンダーは語る』の訳者であるドイツ在住の文筆家・明石政紀さんによるレポート、明石さんと愛猫ミケさんとのファスビンダー展珍道中(?)を特別掲載します。
ヒスロム日記 第7回
ヒスロムの毎月の活動をテキストと映像で綴る「ヒスロム日記」も半年が経ち、第7回目となりました。いつもの活動の場では、鉄柱を這う不思議な文様、滝つぼの小さなカニ、開発を映し出す道路のミラー、刈り取られた草などを見つけヒスロムならではの視点で体得してゆきます。また先月後半からはYCAMでの柴田剛監督の新作撮影に参加。「今月の鳩」では任・ヒスロム鳩舎に驚きの結果が!!!「パレ・ド・キョート」でも鳩が見れるようです。
YCAM繁盛記 第19回 (杉原永純)
山口情報芸術センター=YCAMのシネマ担当・杉原永純さんが日々の仕事や同センターの催し、山口での生活について記録する「YCAM繁盛記」。YCAMで制作する『ギ・あいうえおス -他山の石を以って己の玉を磨くべし-』(柴田剛監督)の撮影がいよいよスタートしました。今回はその撮影初日の模様、柴田組の現場ならではの独特の撮影風景をお届けします。boidマガジンで連載中のあの人たちも登場!
潜行一千里 第三十ニ回 (空族)
新作『バンコクナイツ』の特殊先遣任務&本作戦のためタイに潜入した空族による極秘レポート「潜行一千里」第三十二回をお届けします。クランクイン3週目は、『バンコクナイツ』ならではの夜のシーン、華やかな女優陣が舞う船上パーティの撮影などが行われた模様。撮影中に隕石が落下したり、川に機材が水没したり、主演女優の涙がこぼれたりと様々。空族チーム行きつけのイサーン屋台料理も美味しそうです。来週はバンコクを離れラオス国境近くのノンカーイでの撮影です。Motion Galleryにて募集中のデスロード方式のクラウドファンディングも引き続きよろしくお願いします!
映画川『アロハ』 (鍵和田啓介)
今週の映画川は『アロハ』(キャメロン・クロウ監督)を取り上げます。『セイ・エニシング』や『あの頃ペニー・レインと』などの青春映画の監督として知られるクロウ監督の新作、さらにブラッドリー・クーパー主演にも関わらず、日本では劇場未公開のままオンライン配信のみとなってしまったこの作品について、鍵和田啓介さんが前作『幸せへのキセキ』から始まったというクロウ監督作の基本構造の変化を踏まえて考察してくれます。
ねこ日記 第21回 (湯浅学)
湯浅学さんの家に集う猫たちの緩やかに流れる日々を、湯浅さんが直筆の原稿で綴る「ねこ日記」です。奥さんから毎日のように、外猫のココミに去勢手術を受けさせるため病院に電話するように言われるものの、気が進まない湯浅さん。思い出すのは弦の妹にあたるウリに手術を受けさせたときのことで――
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