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12/12 boidマガジン 2015年12月号 vol.2発行しました
boidマガジン 2015年12月号 vol.2発行しました

boidマガジン12月号第2週は梅田哲也さん、荻野洋一さん、空族、ヒスロム、湯浅学さん、松井宏さんの記事でお楽しみください。
全記事の本文の冒頭部分を無料公開中ですので、読者登録をされていない方もぜひ覗いてみてください!

 

 

 

 

 

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ほとんど事故 第20回 (梅田哲也)
梅田哲也さんの連載「ほとんど事故」の20回目です。梅田さんが展示とパフォーマンスでアートフェスティバルTSONAMIに参加するために訪れたチリのバルパライソで出会った人たちとのことについて書いてくれています。街で暮らす大道芸人、災害と共にある生活、言葉の理解が未熟だからこそ伝わる気持ちと、コミュニケーションのありようについて。

 

 

 

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映画川『サウルの息子』 (荻野洋一)
今週の映画川は荻野洋一さんが、来年1月公開のハンガリー映画『サウルの息子』(ネメシュ・ラースロー監督)について書いてくれました。今年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したこの作品は、第二次世界大戦末期の強制収容所を舞台に、同胞の死体処理に従事する主人公のユダヤ人男性・サウルが何を見て、どのような行動をとったのかを映し出します。かつて同じく収容所を描いた『ゼロ地帯』(ジッロ・ポンテコルヴォ監督)で用いられた手法を糾弾したジャック・リヴェットや、そのリヴェットの文章を映画批評家としての信条としたセルジュ・ダネーの言説に、本作はどのように呼応しているのでしょうか。

 

 

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潜行一千里 第三十七回 (空族)
新作『バンコクナイツ』の特殊先遣任務&本作戦のためタイに潜入した空族による極秘レポート「潜行一千里」の第三十七回です。重要な撮影場所であるタニヤでのトラブルは引き続きの模様で、現地の撮影部隊からの連絡も途切れがちに。今回は、本作へ参加する看板俳優たちの撮影の様子を写真とともにご覧ください。主演女優のJOYもさらに進化し、様々な表情を見せてくれます。引き続きクラウドファンディングでのサポートも募集中です!

 

 

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ヒスロム日記 第8回
ヒスロムの毎月の活動をテキストと映像で綴る「ヒスロム日記」第8回目です。夏にもあった桐の木を叩いて折ってしまってなんとか添え木をしてみたり、出会った人から伝え聞いた隠れキリシタンのマリア像を探してみたり、街の経過とともに紹介しています。「今月の鳩」では任さんの鳩を台湾に輸出するために動物検疫所に21日間も預けることになってしまった鳩たちについて。

 

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ねこ日記 第22回 (湯浅学)
湯浅学さんの家に集う猫たちの緩やかに流れる日々を、直筆の原稿でお届けする「ねこ日記」第22回です。外猫・ココミに去勢手術を受けさせるため、ようやく病院の予約を入れる湯浅さん。ココミを病院に連れていくためにはケージに捕獲しなければならないのですが――

 

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《FLTMSTPC》 第22回 (松井宏)
FLTMSTPC=「Fais le toi-même si t’es pas content=満足できないなら自分でやっちゃえ」。批評、映画雑誌の編集、翻訳、そして製作と様々な方法で映画と関わっている松井宏さんが「カイエ・ デュ・シネマ」の記事などを起点に、映画を作る/見せる/観ることについて探っていきます。<br />
今回は「カイエ」誌の「俳優への愛」という特集の中に掲載されたコンセルヴァトワール(フランス国立高等演劇学校)出身の若手俳優たちの発言から、前回の記事で提起された “演技に自然さは必要なのか”という問題について引き続き考えていきます。

 

 

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爆音上映の企画や映画配給、書籍・音盤の製作を手掛けるboidがお届けするWEBマガジン。多彩な連載陣が日常の中で生み出す批評、エッセイ、日記、映 像、写真などさまざまな作品を発表。また、映画批評 「映画川」では複数の執筆陣が今だからこそ観ておくべき映画を紹介してくれます。
新しい情報や知識を手軽にたくさん与えられる雑誌ではないし、手軽に簡単に何かが身に付くこともありません。それどころかどーでもいい余計なことばかりがどこかに堆積していく。その澱みの中で溺れることになるかもしれません。
ただそれでも、忙しい日々の中、ひとつひとつの記事を少しずつ読み重ねていくことで、気がつくとこれまでになかった時間が、自分の中に生まれているかもし れません。それは、別の可能性を生きるヒントと言ってもいいかもしれません。今ここを生きることが、いつか別の場所を生きることと同じ意味を持つ。そんな 現在と過去と未来とがひとつの場所に折り重なり、ひとつの停滞を作り出す。その停滞の堆積が、ある日突然別の大きな動きへと接続される、そんな場所をつく りたいと思っています。
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