boidマガジン12月号第3週は桜井鈴茂さん、ロビン西さん、直枝政広さん、五所純子さんの記事を掲載します。師走の慌ただしさから一寸逃れて読んでいただけましたら。
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※毎週『バンコクナイツ』の現場報告を送ってくれている空族は現在ラオスで撮影中。通信も途切れがちになっておりますが、無事作戦続行中…のはず。「潜行一千里」ラオス篇は来週たっぷりとお届けします。乞うご期待!
サバーバン・ブルーズを蹴散らしながら 第2回 (桜井鈴茂)
小説家・桜井鈴茂さんの連載エッセイ「サバーバン・ブルーズを蹴散らしながら」第2回をおおくりします。桜井さんのお住まいである東京郊外の朝――起床してから近所のベーカリー・カフェに到着するまでの時間――が描かれた初回に続き、そのベーカリー・カフェで働く顔馴染の女子店員さんの話から始まります。
『ロビン西の描き捨てノートマンガ2004-2014』 第16回
ロビン西さんが約10年間、ノートに描きためていた数々の”即興漫画”から選りすぐりの(?)作品を描き直し&彩色して発表するこの連載。今回は『天井桟敷の猿芝居』その3で、最終回です。屋上での目まぐるしい展開!?ロビンさんと少女の関係は!?気になるその後をお楽しみください!その1、その2もこちらからぜひ読んでくださいね。
『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇 #20 (直枝政広)
カーネーションの直枝政広さんがオーディオの工作や改良に奮闘する日々の中で出会った音について綴る『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇です。半年ほど前、真空管PAアンプのジャンク品を手に入れたものの作動しなかった(連載第14回参照)という経験をした直枝さんですが、今度は1950年代末に作られた大型の真空管ラジオをオークションで落札。はたして、この真空管ラジオのスピーカーを通してどんな音が聴こえてくるのでしょうか?
No More Cinema ? Vol.17 (五所純子)
文筆家の五所純子さんが毎回さまざまな物に直筆で書いたエッセイをお届けする「No More Cinema ?」。今回、足袋型の台紙の上で展開されるのは、年齢を重ねていく上で生じる時制の混乱や折り合いのつかなさについて。”永遠の歳上的存在”であるプロ野球選手にはじまり、アイドルグループを経て語られるのは、あの”コンプトンの無法者たち”のこと――