1月号第3週はロビン西さん、桜井鈴茂さん、杉原永純さん、降矢聡さん、樋口泰人の記事を掲載します。寒さがさらに厳しくなっていますので、暖かい場所でゆっくり読んでいただければ。
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『ロビン西の描き捨てノートマンガ2004-2014』 第17回
ロビン西さんが約10年間、ノートに描きためていた数々の”即興漫画”から選りすぐりの(?)作品を描き直し&彩色して発表するこの連載。2016年の初回はリズム良く描かれた飼い犬ルルとの生活から始まります!このルルはなんだか一癖も二癖もありそうです。ロビンさんが実際に小学校の頃に飼われていた同じくルルに思いを馳せながら読むと何とも言えない気持ちに…。
サバーバン・ブルーズを蹴散らしながら 第4回 (桜井鈴茂)
小説家・桜井鈴茂さんの連載エッセイ「サバーバン・ブルーズを蹴散らしながら」第4回。今回は、これまで舞台となってきた朝のベーカリー・カフェとは家から反対方向にある地区へと散歩に出掛けた午後のお話。そして、前回伏せられたままになっていた「ある事実」が明かされます――
YCAM繁盛記 第21回 (杉原永純)
山口情報芸術センター=YCAMのシネマ担当・杉原永純さんが日々の仕事や同センターの催し、山口での生活について記録する「YCAM繁盛記」。今回はboidマガジンの連載でもおなじみ、空族の『バンコクナイツ』撮影現場への視察、そして1月8日~24日にYCAMで開催された特集上映「映画女優・宮下順子をトッた監督たち」について。杉原さんがこのふたつの仕事から、映画を新しい観客に届けていく上でその重要性を改めて実感したものとは――
映画川『白鯨との闘い』 (降矢聡)
今週の映画川、1本目は現在公開中の『白鯨との闘い』(ロン・ハワード監督)を取り上げます。19世紀のアメリカ文学を代表する小説『白鯨』(ハーマン・メルヴィル)のモデルともなった、1981年の捕鯨船エセックス号の海難事故を描く本作。ライターの降矢聡さんが、これまでロン・ハワード監督が実話を元に撮った作品を踏まえながら、この作品の主題、そしてその主題とも関わってくる同監督の”事実”の捉え方について、詳細に分析してくれています。
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映画川『アメリカン・スリープオーバー』 (樋口泰人)
今週2本目の映画川は、現在『イット・フォローズ』(同作は以前本サイトでも大寺眞輔さんにご紹介いただいています)が公開中のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の長編処女作『アメリカン・スリープオーバー』について。
この作品は日本では劇場未公開ですが、2014年3月に東京藝術大学大学院映像研究科とGucchi’s Free School共催のイベント「OPEN THEATER vol.3」で上映されました。その際に制作されたパンフレットに樋口泰人が寄稿した文章を、『イット・フォローズ』公開記念ということで再録します。ミッチェル監督曰く、『イット・フォローズ』は「『アメリカン・スリープオーバー』のキャラクターに感じていた純粋さはそのままにして、僕が大切に思うキャラクターたちをホラーの中で描きたい」と思って作った作品とのことです(『イット・フォローズ』公式HPより)。
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