本日の「爆音映画祭2016 特集タイ|イサーン」は大衆映画特集です。
当日券及び3回券の整理券の配布は1回目の開場1時間前より受付にて。
当日券もありますので、ぜひご来場ください。
なお『モンラック・メーナム・ムーン』の作品分数と上映スケジュールにチラシ及びウェブサイトの表記に間違えがありましたので、ここにお詫びして訂正いたします。正しくはこちらです。
9/29(木)「爆音映画祭2016 特集タイ|イサーン」本日上映作品
14:00 OPEN/14:30 START 『花草女王』(〜16:35終映予定)
17:00 OPEN/17:30 START 『ルークトゥン・ミリオネア』(〜19:17終映予定)
19:30 OPEN/20:00 START 『モンラック・メーナム・ムーン』(〜21:54終映予定)
映画1回券 前売り 1500円/当日 1800円 映画3回券 前売り 3600円 (前売券のみ) イープラス(http://eplus.jp/bakuonthai2016/)、ファミリーマートにて発売中!
会場:Shibuya WWW、WWW X(東京都渋谷区宇田川町13-17ライズビル地下&2F WWW TEL03-5458-7685/WWW X TEL03-5458-7688) 「渋谷駅ハチ公口から徒歩7分。旧CINEMA RISE」 http://www-shibuya.jp/
「爆音映画祭2016 特集タイ|イサーン」http://bakuonthai2016.com/
『花草女王』 Rachinee Dok Ya
1986年/タイ/125分/デジタル
監督:スラシー・パータッム
脚本:スパルーク・クライルーク
音楽:ポンサック・チャンタルッカー
出演:プロームポン・ノッパリ、チャウィーワン・ダムヌーン、トーンカム・ペンディー
提供:SF Cinema City
© Suwat Thongrompo
モーラム楽団をコンテストで優勝させるためにバンコクの青年とイサーン人達が知恵を絞り伝統音楽を進化させる音楽映画。社会派映画と異なりバンコクとイサーンの格差、都会と田舎の文化の違いを面白く軽快に描いている。『モンラック・メーナム・ムーン』で監督をつとめたポンサック・チャンタルッカーが音楽を監修し、臨場感あふれる当時のライブの様子、スタジオ風景が映っている。そして伝説のモーラム楽団、ランシマン楽団のチャウィーワーン・ダムヌーンとトーンカム・ペンディーがコンビで出演。バンコク青年にモーラムの基礎を教え込むために様々なモーラムの型を披露するシーンはこの映画の見所だろう。製作された86年から現在に至るまでイサーンの野外映画やお祭りで上映され、娯楽を愛すイサーンの心をつかんだ人気作。単純で解りやすいストーリーは心地よさ200%。(宇都木景一)
※現存するマスター起因により上映素材の映像・音声の状態が悪くお見苦しいことを、予めご了承ください。
『ルークトゥン・ミリオネア』 Looktung Millionaire
2013年/タイ/107分/デジタル
監督:ガン・ホンラッタナーポーン
脚本:ヌット・ヌアンペーン
撮影:ソンブーン・ポーピタック
音楽:ナルポン・パーントーン
出演:インリー・シーヂュムポン、ブルーベリー、スナーリー・ラーチャシーマー
提供:M Pictures
© M Pictures
レコード・レーベルの枠を超えて現在大活躍しているルークトゥン、モーラム歌手が大集合した音楽コメディー。歌手軍団がお寺へお参り行く際に、寄付金が盗まれて、みんなで泥棒探すなんともタイらしいストーリー。インリー・シーヂュムポン、ブルーベリー、クラテーなどタイのTV、ラジオ、街角で流れている有名歌手がズラリ。そして今や大物になってしまったワールド・ミュージック世代のアイドル、チンタラー・プンラープ、スナーリー・ラーチャシーマーも出演し脇を固めている。時代が変化しても、その時代の流行を取り入れ発展し続けるルークトゥンの世界。その雑食性と娯楽性が見事に表現されている。堅苦しいこと言わないで観て笑う。タイという国に日本人が惹かれる理由がこの映画にあるのかもしれない。(宇都木景一)
『モンラック・メーナム・ムーン』 Mon Rak Maenam Moon
1977年/タイ/114分/デジタル
監督・脚本:ポンサック・チャンタルッカー
脚本:ニワット・シンパソッムサック
音楽:スリン・パクシリ
出演:ソンバット・メータニー、ナオワラット・ユックタナン、ノパドン・ドゥアンポーン
提供:Boonserm Kietmingmongkol
© Boonserm Kietmingmongko
70年の伝説的音楽映画『モン・ラック・ルークトゥン』のヒットを受け制作された幻のイサーン映画。ウボンラチャタニーを流れるムー川を背景にイサーン人の生活を描く。ダオ・バンドン、テッポーン・ペットウボン、シープライ・チャイプラなどルークトゥン、モーラム歌手が大集合。イサーンのコメディー王ノパドン・ドゥアンポーン、電気ピンを発明したトーンサイ・タップタノンが所属するお笑い楽団ペットピントーンも映画に華を添える。イサーン音楽の重要人物であり作詞家でもあるポンサック・チャンタルッカーが監督となり、音楽プロデューサーのスリン・パクシリに「イサーン版『モン・ラック・ルークトゥン』を製作してくれ」と依頼。イサーン音楽界が総力をあげて製作した傑作音楽映画。(宇都木景一)