boidマガジン9月号第4週は明石政紀さん、松井宏さん、梅田哲也さん、土居伸彰さん、ロビン西さんの連載記事をお楽しみください。
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ファスビンダーの映画世界、其の二 (明石政紀)
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの著書『映画は頭を解放する』(勁草書房)やインタヴュー集『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』(2013年に第1巻、昨年の8月に第2・3巻(合本)発行)の訳者である明石政紀さんが、ファスビンダーの映画作品について考察していく連載「ファスビンダーの映画世界」。映画を撮り始めるまでのファスビンダーの履歴を追った初回を経て、今回からいよいよその映画世界に足を踏み入れて生きます。まずは現在も観ることができる最古のファスビンダー作品である、短編『宿なし』のことから――
《FLTMSTPC》 第27回 (松井宏)
FLTMSTPC=「Fais le toi-même si t’es pas content=満足できないなら自分でやっちゃえ」。製作、批評、翻訳と様々な方法で映画と関わっている松井宏さんが「カイエ・ デュ・シネマ」の記事などを起点に、映画を作る/見せる/観ることについて探っていく本連載では、これまで複数回にわたって映画教育を特集した記事を取り上げてきました第7回、第9回、第15回、第16回参照)。この夏、大学生と大学院生が映画をつくる合宿に参加した松井さんが、その体験を通して映画の教育において必要なことは何かを考えます。
ほとんど事故 第26回 (梅田哲也)
梅田哲也さんの連載「ほとんど事故」の26回目です。フィリピンにおけるお盆の様子や、日本の夏の万灯供養、ある地方に残るちょっと独特なお葬式の話など。様々な儀式や伝統のなかで人々の想いが交差し、ここでもまた様々なかたちの『うた』がきこえてきます。
Animation Unrelated 第34回 (土居伸彰)
世界中のアニメーションの評論や上映活動を精力的に行なっている土居伸彰さんの連載「Animation Unrelated」第34回です。今回取り上げるのは日本と東南アジアのアニメーション作家たちの交流プロジェクト「ANIME-ASEAN」のこと。インディペンデント・アニメーションの歴史がほとんど存在しない東南アジアの作家たち、その作品との出会いから、偶然のようで、必然でもあるような、きっかけや出会いによって作られてきたアニメーションの歴史に思いを馳せます。
『ロビン西の描き捨てノートマンガ2004-2014』 第21回
ロビン西さんが約10年間、ノートに描きためていた数々の”即興漫画”から選りすぐりの(?)作品を描き直し&彩色して発表する連載『ロビン西の描き捨てノートマンガ2004-2014』 第21回です。とある家族の16歳になる娘のために父親が開発したものとは…。『勃起サーチアンテナ』前編をお楽しみください!