4回目となる「爆音映画祭2016 in FUKUOKA」を今年も西鉄ホールにて開催します!今年は12月ではなく早めの10月末の開催となりました。前売券は1作品券と3作品券を発売中です。
上映作品はこちらの10作品:『恋する惑星』『天使の涙』『悪魔のいけにえ』『黒衣の刺客』『サイン・オブ・ザ・タイムス』『パープル・レイン』『地球に落ちて来た男』『ハーダー・ゼイ・カム』『ストレイト・アウタ・コンプトン』『SHARING』
オープニング作品の『恋する惑星』では樋口泰人のトーク、そしてクロージング作品『SHARING』には篠崎誠監督と主演の山田キヌヲさんによる舞台挨拶と上映後のトークがあります。
もちろん今年もブラックベルトを使用しての爆音上映です。福岡だけのこのサウンドシステムにて音楽ファンも映画ファンにも爆音上映をご堪能いただけます!
スケジュールなど詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。
http://www.bakuon-bb.net/fukuoka/
恒例の年末開催から10月末に、諸事情により開催時期が早まった爆音映画祭in福岡。とはいえあの驚異のスピーカーは今年も健在です。見栄えもすごいけど、音もすごい。乾いた太い高音と、足元から腰へとズドンと届く低音が、映画と現実との距離を無きものにする。もちろんその分扱いにくいときもある。あのスピーカーでどんな映画をやるか、思わぬ映画をやったときどんな音が出てくるか。試行錯誤と未知への興味とが折り重なって脇道に迷い込む。しかしたどり着くのは1本の太い道。やりたいものやるべきものをやるだけ。ただそれだけの確かさが、あのスピーカーに伝わってさらに確かな音が出てくれたらと思う。そしておそらく、昨年とは違った音になる。なぜならもはやこの世にプリンスがいないからだ。そんな強引すぎる根拠を引き出してみる。黒人音楽と白人音楽との架け橋となり、太いビートと極彩色のアンサンブルの中でさまざまな人生を生き抜いたプリンスの死後、いったい誰が、世界の様々な場所にグラフィティ・ブリッジを架けることができるだろう? 実在するわけではないけれども、孤立する人々をどこかで確かにつなぐ仮想の橋。爆音がそんな極彩色に彩られた架け橋になってくれたらと思う。
http://www.bakuon-bb.net/fukuoka/