boidマガジン10月号第3週は空族・富田克也さん、松林要樹さん、三浦哲哉さん、五所純子さん、樋口泰人の記事をお届けします。発行が遅れてしまいましたが、そのぶん読み応えはアップしてますのでゆっくりお楽しみいただければ幸いです。
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空族・富田克也 インタヴュー 前編 後編
『サウダーヂ』から5年。甲府からスコップで穴を掘り続ければブラジルで、途中でちょっと曲がればタイ。そんな主人公の発言を真に受けたわけではないが、この間空族はタイと日本を行ったり来たり、監督・富田克也はほとんどタイに滞在と言っていいほどの長期にわたる準備を経て、ついに『バンコクナイツ』が完成した。
完成後は8月にロカルノ国際映画祭でワールドプレミア、そして9月24日に山口にて日本プレミア、翌週には渋谷WWW Xで東京プレミア上映が行われた。その評判はさまざまなメディアを通じ、すでに目にされているのではないかと思う。今年はじめ、撮影終了直後に行った相澤虎之助インタヴューに続く今回は、撮影から仕上げまでの様子と今後の展望を富田克也監督に語ってもらった。
未来世紀、ホボブラジル 第5回 (松林要樹)
映画監督の松林要樹さんが、世界最大の日系人居住地でもあるブラジルでの生活をレポートしてくれる「未来世紀、ホボブラジル」第4回です。松林さんがカメラを持って世界各地で取材をするようになって15年。その間には企画を立てたものの実現しなかった作品もたくさんあったそうです。今回はそんな企画のひとつ、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領に取材すべく手を尽くしたときの体験をつづってくれました。
映画川 『カレーライスを一から作る』 (三浦哲哉)
今回の映画川は、映画批評家の三浦哲哉さんが、11月19日(土)公開のドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』(前田亜紀監督)を紹介してくれます。そのタイトル通り、武蔵野美術大学の関野吉晴教授のゼミで行われたカレーライスを作るためにその材料や皿を一から作る/育てるという講義・実習の過程を9ヶ月にわたって記録した作品です。自身も大学で教鞭をとる三浦さんはこの映画をどのようにとらえられたのでしょうか。
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ツンベルギアの揮発する夜 第3回 (五所純子)
先月から始まった、五所純子さんが日めくりカレンダーにコラージュとともに書く日記連載「ツンべルギアの揮発する夜」。第3回は2016年9月1日から30日までの日記を掲載します。8月に頸椎捻挫いわゆるむち打ちになってしまい、自由に身体を動かせぬ日々が続いていた五所さんですが、少しずつ症状が軽くなり外出もできるようになったようです。ところが9月にもまた新たな災難が――
※五十日(ごとおび)の分は五所さんのブログでも見ることができます
樋口泰人の妄想映画日記 その15
boid社長・樋口泰人による映画&業務日記ときどき妄想&幻聴日記。今週は9月前半の日記を掲載します。高崎で思わぬ爆音の効能を発見したことや、『グッバイ、サマー』(ミシェル・ゴンドリー監督)『アイ・ソー・ザ・ライト』(マーク・エイブラハム監督)『母の残像』(ヨアキム・トリアー監督)のことなど。