1月号第2週は直枝政広さん、青山真治さん、明石政紀さん、渥美喜子さん、樋口泰人の記事を掲載します。
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『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇 #24 (直枝政広)
カーネーションの直枝政広さんがオーディオの工作や改良に奮闘する日々の中で出会った音について綴る『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇。第24回は、モービル・フィデリティ・サウンド・ラボ(MFSL)社が独自のマスタリング技術を駆使して復刻しているレコード”モービル盤”に関するお話です。モービル盤を聴く面白さ、そして同社から出ているボブ・ディランやザ・バンドのレコードの音について直枝さんが詳しく解説してくれます。
宝ヶ池の沈まぬ亀 第7回 (青山真治)
青山真治さんによる日付のない日記「宝ヶ池の沈まぬ亀」第7回は、京都、大阪、東京、北九州と移動の多かった師走の最中で観た映画や、ボブ・ディランについて語った授業のこと、想像のまま終わってしまった舞台の作業、そして年末年始にかけて連日行われた『はるねこ』(甫木元空監督)の上映イベントの記録が記されます。
ファスビンダーの映画世界、其の五 前後編 (明石政紀)
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの著書『映画は頭を解放する』(勁草書房)やインタヴュー集『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』(2013年に第1巻、昨年の8月に第2・3巻(合本)発行)の訳者・解説者である明石政紀さんが、ファスビンダーの映画作品について考察していく連載「ファスビンダーの映画世界」。今回からファスビンダーが劇団「アンチテアーター」に在籍していた時代に作られた3本のギャング映画『愛は死より冷酷』(1969)、『悪の神々』(1970)、『アメリカの兵隊』(同)を取り上げていきます。まずは処女長編でもある『愛は死より冷酷』から――
映画川 『皆さま、ごきげんよう』 (渥美喜子)
今回の映画川は現在公開中の『皆さま、ごきげんよう』(オタール・イオセリアーニ監督)を取り上げます。イオセリアーニ監督の5年ぶりの新作は、現代のパリに暮らす悪友同士の二人の老人を主人公に、彼らを取り巻く老若男女や野良犬、さらには異なる時代と場所に生きる人々との繋がりを描いた作品。『素敵な歌と船はゆく』で初めてイオセリアーニ作品に出会って以降、同監督を愛して止まないという渥美喜子さんが、この作品とイオセリアーニ監督への熱い想いを綴ってくれました。
樋口泰人の妄想映画日記 その23 前後編
boid社長・樋口泰人による2016年12月11~20日の業務日誌ときどき映画&妄想日記を前後編に分けてお送りします。都内での業務をこなしながらヒップホップの新譜を聴いたり、湯浅さんのボブ・ディラン本を読んだり。相対性理論のPV爆音上映のため訪れたYCAMでは念願の牡蠣飯と焼肉を堪能。