boidマガジン7月号第1週はヒスロム、遠山純生さん、鍵和田啓介さん、五所純子さん、湯浅学さんの記事を掲載しています。
今週から7月号のスタートで、表紙も新たな河村康輔さんのコラージュです。今月もboidが自信を持ってお届けする連載記事や映画評を4週に渡って更新していきます。
まずはこちらの5本から――
* ヒスロム日記 第3回
アーティストグループ、ヒスロムによる先月の週末 の活動を動画とテキストでまとめた記録です。いつものベースとなる活動場所では新たな地下壕を発見したり、貯水池の経年変化を確認したり。また京都や青森 にも赴いています。今月は3トントラックに作品(杉の木、鉄の塊など…)を積んで名古屋から東京までのヒスロムツアー2015 「まちをみてきく – 総重量3トンの道中伝記-」を行うそうです。未知なるツアーのトレーラーもお楽しみください!
* サミュエル・フラー自叙伝抄 第4回 (遠山純生)
boidから刊行予定の遠山純生さんの翻訳による 映画監督サミュエル・フラーの自叙伝(原題”A Third Face:My Tale Of Writing, Fighting, And Filmmaking”)。そのイントロダクションとして、5回に渡ってその自叙伝の一部をboidマガジンの読者の方だけに先行公開しています。今回は 「マンハッタンの探検家」と題された第4章をお届けします。父親の死に伴い、故郷のウースターを離れ、大都会ニューヨークに移住してきたサミー少年は家計 を助けるために新聞の売り子”ニュースボーイ”となります。そして偶然の出会いから新聞社の心臓部へと足を踏み入れることに――。
【お知らせ】9月に開催されるぴあフィルムフェスティバルにてサミュエル・フラーの特集上映が行われます(詳細は近日発表予定)。併せてご期待ください。
* 映画川『アリスのままで』 (鍵和田啓介)
今回の映画川は鍵和田啓介さんが現在公開中の『ア リスのままで』(リチャード・グラッツァー&ウォッシュ・ウェストモアランド監督)を取り上げます。若年性アルツハイマーを発症した言語学者の女性・アリ ス(ジュリアン・ムーア)の物語を描いたこの作品を、「ありのままで」をうたう『アナと雪の女王』に照らし合わせてみると――。
* No More Cinema ? Vol.14 (五所純子)
文筆家の五所純子さんの連載「No More Cinema ?」。五所さんが毎回さまざまな物に直筆で書いたエッセイをお届けしています。今回は邦訳本が出版されたキム・ゴードンの自伝『GIRL IN A BAND』の話、になるはずが、同書に登場するカート・コバーンの名前が出てくる歌を歌ったある女性歌手の話に――
* ねこ日記 第17回 (湯浅学)
湯浅学さんの家に集う猫たちの緩やかに流れる日々を、湯浅さんが直筆の原稿で綴る「ねこ日記」です。どうやら近所のボス猫的存在であるマルオが牝猫を求めてあたりをうろついている様子(第16回参照)。家猫の弦もマルオの声が気になるようです。
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