boidマガジン5月号第3週は明石政紀さん、降矢聡さん、五所純子さん、樋口泰人の記事を配信します。
※全ての記事の本文の冒頭部分を無料公開中です。読者登録をされていない方もぜひ覗いてみてください
boidマガジン
https://boid-mag.publishers.fm/
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの著書『映画は頭を解放する』(勁草書房)やインタヴュー集『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』(2013年に第1巻、昨年の8月に第2・3巻(合本)発行)の訳者・解説者である明石政紀さんが、ファスビンダーの映画作品について考察していく連載「ファスビンダーの映画世界」。今回は1970年に製作されたテレビ映画『リオ・ダス・モルテス』を取り上げます。前回まで追ってきた『愛は死より冷酷』などの“ギャング映画三部作”と物語の基本構図は共通するものの、よりコメディ要素に溢れ現実世界の寓話にもなっている本作について、明石さんがじっくり解説してくれます。
今週の映画川は、現在公開中のアメリカ映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(ケネス・ロナーガン監督)を取り上げます。今年のアカデミー賞で脚本賞、そしてケイシー・アフレックに主演男優賞をもたらした本作は、兄の死をきっかけに久しぶりに故郷に帰ってきた主人公が、故郷を去るきっかけとなった不慮の事故の記憶に苛まれながら、兄の息子である甥と過ごす時間を描いています。この物語をロナーガン監督が“誰のものでもある物語”としていかに描き出そうとしているのか、降矢聡さんが考察してくれます。
五所純子さんがコラージュした日めくりカレンダーに綴る日記連載「ツンべルギアの揮発する夜」。第11回は、正月休暇を利用して引っ越しの準備を進めようとするもなかなか進まず、どうにか新居に移ったものの湯が出ず、敷地の境界線がややこしくと、慌ただしさのあまりぼんやりの極みに達したという1月6日~21日の日記をお届けします。
※五十日(ごとおび)の分は五所さんのブログでも見ることができます
boid社長・樋口泰人による業務日誌ときどき映画&音楽&妄想日記です。今回はいよいよ映画『PARKS パークス』(瀬田なつき監督)が公開され、初日の舞台挨拶をはじめ『PARKS』関連のイヴェントが連続した4月21日~30日の日記をおおくりします。4月26日に亡くなったジョナサン・デミ監督のことも。