boidマガジン7月号第2週は中原昌也さん、空族、杉原永純さん、松井宏さん、樋口泰人の連載を更新します。
台風が直撃した神戸で爆音映画祭開催中のboidですが、どうぞboidマガジンも読み逃しなきよう。いま私たち一人ひとりが国にどのように態度を示し、どのように生きていくかを考える上で役立つヒントがここにもあるはずです。
今週はこちらの5本です――
中原昌也さんの作業日誌、今月は中原さんのお誕生月でもある6月の日記をお届けします。飲み屋でばったり会った知人に同行して名古屋へ出かけ、リーアム・ニーソン映画を梯子し、ファスビンダー映画のハンナ・シグラを堪能し、飲みすぎて記憶をなくし……
新作『バンコクナイツ』の特殊先遣任務のためタイに潜入した空族による最新レポートをお届けします。ある日、バンコクの下町ジャルングルンにある前線基地で眠っていたカーツヤ隊員の元をひとりの隊員が訪ねてきます。彼の名はCN”レインポーワン”。バンコクの南東に位置するチョンブリーで日系企業の工場長を務める彼が語った現地の労働環境、そして今起こりつつある変化とは――
山口情報芸術センター=YCAMのシネマ担当・杉原永純さんの連載「YCAM繁盛記」。今年のYCAM爆音映画祭は8月28日~30日、夏の終わりの開催となりました。が、今回はその前に7月18日から始まるYCAMの夏の企画展についてご紹介。なんでもアーティストが参加せず、来場者自身があそびを開発するものらしいのですが、いったいどんな企画なのでしょうか? そしてその展示設営の最中にYCAMを訪れた珍客とは?
批評、映画雑誌の編集、翻訳、そして製作と様々な方法で映画と関わっている松井宏さんが「カイエ・ デュ・シネマ」の記事などを起点に、映画を作る/見せる/観ることについて探っていきます。
今回と次回で取り上げるのは、「カイエ」4月号の特集について。「どうやってシナリオを書くのか? アンチ・マニュアル」と題されたその特集から、どんなことが見えてくるのでしょうか? まずは同誌編集長のステファン・ドロルムさんが書いたこの特集の狙いを読み解いていきましょう。
boid社長の樋口泰人が日々妄想している企画などを記す連載「幻聴繁盛記」です。先月まで上映していた『ラジウム・シティ』のトークショーで大澤真幸さんと廣瀬純さんが口にした言葉、そして9月に監督作『ヒューマン・ハイウェイ』が公開されるニール・ヤングの自伝から考えたのは、不法入国者のように生きることについて。
* Publishers会員登録および読者登録の流れはこちらからどうぞ。