宮崎大祐監督作品「TOURISM」をboidで配給します。
7月よりユーロスペースほか全国順次公開です!
作品のHPも一部オープンしました。
プロダクション・ノートなども掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
http://tourism2019.net/
『TOURISM』
第47 回 モントリオール・ヌーボー・シネマ パノラマ部門正式出品
第13 回 大阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門正式出品
第 9 回 カンボジア国際映画祭正式出品
第12 回 ニューヨーク・ジャパン・カッツ映画祭正式出品
第33 回 高崎映画祭クロージング作品
うちらならどこまでもいける
まだ世界を知らない少女たちの国境なき旅
<イントロダクション>
安価な航空チケットの流通やスマートフォンの発達により近年海外旅行が一気に身近なものとなった。『TOURISM』は、今を生きる少女たちが観光客として身軽に家を飛び出し、期せずしてシンガポール本来の姿に出会うまでを描く。ニーナを演じるのは宮崎大祐監督『大和(カリフォルニア)』(16)で日本とアメリカを体現する重要な役どころを務め注目が集まる遠藤新菜。スーには「装苑」専属モデルを経て昨年から女優として活躍の場を拡げるSUMIRE。 国内外問わず様々な場所で映画制作を続けてきた宮崎大祐監督が今回選んだのは人気の観光スポットであると同時に多民族都市国家として複雑な歴史を歩んできたシンガポールだ。2017 年に自身の体験をもとに製作された本作には、この数年間で失われてしまったシンガポールの幻の風景が映っている。 本作はスマートフォンやタブレットなど様々なデジタル・デバイスを駆使して撮影されており、編集後はペドロ・コスタ監督作品で常にカラリストを務めるゴンサロ・フェレイラによって彩色された。
<ストーリー>
フリーターのニーナ(遠藤新菜)は東京からほど近い地方都市・神奈川県大和市でスー(SUMIRE)、ケンジ(柳喬之)とシェアハウスをしている。ある日、世界中どこにでも行けるペア旅行券の抽選に当たったニーナは、くじ引きで決めた行先・シンガポールをスーと共に訪れる。初の海外旅行であったが、日本とあまり代わり映えしない街並みに少し失望する二人。そんな中、チャイナタウンで携帯電話を失くしたニーナはスーとはぐれてしまう….。
<キャスト&スタッフ>
出演:遠藤新菜 SUMIRE 柳喬之 監督・脚本:宮崎大祐/撮影:渡邉寿岳/編集:宮崎大祐/録音:高田伸也/スタイリスト:遠藤新菜/へアメイク:宮村勇気/音楽:ARE Lil’Yukichi/助監督:田中羊一/プロデューサー:Aishah Abu Bakar、宮崎大祐/コー・プロデューサー:Lindsay Jialin、Donsaron Kovitvanitcha、遠藤新菜/製作:アートサイエンス・ミュージアム、シンガポール国際映画祭、DEEP END PICTURES/配給:boid
©DEEP END PICTURES INC.
2018/シンガポール・日本/カラー・白黒/77分/16:9/5.1ch
HP:tourism2019.net
<キャストのコメント>
ニーナ役:遠藤新菜(えんどう・にいな)
こんなロードムービー初体験です。この世界観に吸い込まれて思わずニヤニヤしてしまう、、いつの間にか登場人物達の虜になっていく。美しくも独特なシンガポールの街を一緒に彷徨う感覚になれるはず。観ないとわからない、それだけ。
スー役:SUMIRE(すみれ)
「うちらならどこまでもいける」という気持ちをメインに、言葉がわからなくても旅に行ってみたり、旅の面白さを体で体験し、言葉が無くても音楽や目で見るもので刺激を伝えることが出来た作品になったと思います。人間味のあるナチュラルな3人の姿をリアルに描かれているこの作品。是非お楽しみください。
ケンジ役:柳喬之(やなぎ・たかゆき)
今までにない撮影方法で進められた今回の「TOURISM」。様々な境遇の人間の旅を通して湧き出る感情を、宮崎監督が程よい温度感でパッケージにしてくださいました。これから皆様のお目にかかれることを楽しみにしています。シンガポール行きたかった。