boidマガジン8月号第4週はロビン西さん、空族、土居伸彰さん、毛利悠子さん、五所純子さん、樋口泰人の連載を更新します。
ニューヨークから帰国された毛利悠子さんの連載は今回が最終回。夏の終わりをこの6本の記事とともにお過ごしください。
『ロビン西の描き捨てノートマンガ2004ー2014』第12回
ロビン西さんが約10年間ネタ帳に描きためていた未発表の”即興漫画”の中から、毎回一作を選んで描き直してくれる『ロビン西の描き捨てノートマンガ 2004-2014』。連載第12回にお届けする作品のタイトルは「ど福生」。そう、横田基地があることで有名な、大滝詠一さんが「♪福が生まれる町」と 歌った、福生が舞台です。過去に”ロビンさん”が福生で過ごした休日とは――
潜行一千里 第二十七回 (空族)
新作『バンコクナイツ』の特殊先遣任務のためタイ に潜入した空族による極秘レポート「潜行一千里」。今回の話題は本連載中でも何度かその名称が出てきたことのある、イサーン地方に伝わる音楽”モーラ ム”、そしてその詠い手であるアンカナーン・クンチャイさんについて。『バンコクナイツ』作戦の”秘密兵器”でもあるというモーラムとは、一体どんな音楽 なのでしょうか?
※9月2日(水)に渋谷WWWで開催されるイベント「爆音『サウダーヂ』&〈モーラム!~Isan Base Culture~〉」でも、本文中にも登場するsoi48のおふたりが特別講師を務めるモーラム講座がありますので、是非ご参加ください!
Animation Unrelated 第25回 (土居伸彰)
世界中のアニメーションの評論や上映を精力的に行なっている土居伸彰さんの連載「Animation Unrelated」第25回は、先日発表されたばかりの新千歳国際アニメーション映画祭2015のコンペティション部門ノミネート作品についてのお話で す。1000本を超える応募作品の中から限られた作品を選ぶ際に土居さんが心掛けたこと、今回の選考を通して見えてきたこと――。もちろんコンペの目玉作 品も紹介してくれます。
樋口泰人の妄想映画日記 その10
boid社長・樋口泰人による「妄想映画日記」、3ヶ月ぶりの更新です。映画をほとんど観ることができなかった8月にどういうわけかカンフーにまつわる映 画を3本続けて観ることに。侯孝賢の『黒衣の刺客』、ドニー・イェンの『カンフー・ジャングル』(監督はテディ・チャン)、そして2年間見逃していたウォ ン・カーウァイの『グランド・マスター』。カンフーという共通点を持ちながらも一見まったく違う作品のようにも思える3本ですがはたして――
毛利悠子のプラスチックフォレスト 第6回
半年間でのNY滞在から帰国した美術家の毛利悠子さんの連載最終回です。NYの巨大なアートマーケットで成り立つ「営利/非営利」運営機関の相対的関係を 目の当たりにして、自分のこれまでの活動を振り返ります。NY最後の夜に味わった羽鳥美保さんオリジナルのハイビスカス・ハイで毛利さんたちが広げる「B 面」構想とは…。アートがなんのためにあるのかも考えさせられます。今後の国内での毛利さんの作品展示にもぜひ足をお運びください!
文筆家の五所純子さんの連載「No More Cinema ?」。今回、五所さんが科学者たちの言葉をテーマに描かれた漫画本に書き込んだのは、植物の名前を教えてくれた父の書棚にあった向田邦子の短編「花の名前」のこと、彼女が鳴らす君が代のこと――
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