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12/16 「明石政紀さんを送る会」のお知らせ
「明石政紀さんを送る会」のお知らせ

 報告が大変遅れましたが、boidマガジンへの数々の寄稿やダグラス・サーク『サーク・オン・サーク』、R.W.ファスビンダー『映画は頭を解放する』『ファスビンダー・ファスビンダーを語る』で大変お世話になった明石政紀さんが、10月に亡くなられました。70年代後半から80年代にかけて、明石さんが紹介した音楽の数々がどれだけわれわれの心を躍らせ、怒りや不満やコンプレックスからではない、豊かさとそれ故の軽やかさから生み出されるそれらの音楽がどれだけ世界の風景を変えてくれたか。そのことを思うとこのような形での離脱が残念でなりません。ダグラス・サークがその明晰な頭脳によって新しい世界の女性像を思わぬ形で描き続けそのたびにこれも違うあれも違うとそれを更新し続けていったその運動の軽やかなステップを、明石さんにもっともっと語り続けてほしかった。その軽やかさにはほど遠いものの、約束していた『サーク・オン・サーク』の再販やCANの本など、ゆっくりと実現していけたらと思っています。

 

そして来年121日にドイツ文化センターにて、「伯林ペスタロッツィ通り88A番地」と題された明石政紀さんを送る会が開かれることになりました。詳細は下記URLをご覧ください。

 

https://www.goethe.de/ins/jp/ja/ver.cfm?event_id=24405289&fbclid=IwAR1-A7gzQyr8Ns0uuXbCOpMNULSjRCUfUmFsOZjFrYj0pVWmdCvABM3SRLM

 

新型コロナの感染拡大状況を鑑みて、100名ほどの限定入場となるとのこと。同ページで参加申し込み受付をしております。希望の方は事前にお申し込みください。