boidマガジンにて「ペテルブルグ印象記」を連載中の映画研究者・映画作家、小手川将さんの監督作『籠城』が上映されます。
11月23日(木・祝)20時より京都大学西部講堂にて「WEST祭」の特別企画として上映です。
詳細をご確認の上、ぜひご来場ください!
「ペテルブルグ印象記」最新回(小手川将)
https://magazine.boid-s.com/series/article/–s/21662/–id/21973
映画『籠城』上映会@WEST祭
【日時】
2023年11月23日(木・祝)20:00-
【会場】
京都大学西部講堂(京都大学吉田キャンパス西部構内)
〒606-8317 京都府京都市左京区吉田本町
※参加無料・予約不要
詳細はこちら→ https://sites.google.com/view/hakushito/home/screening20231123
【企画概要】
1937年、当時の皇太子の生誕を祝して建設された京都大学西部講堂──最初期は武道場として使用されていたが、戦後、演劇・映画・音楽などの文化活動や政治運動の場となった。そうした歴史を汲み、11月22日から25日にかけて、西部講堂周辺にて学生主体の祭典「WEST祭」が開催される。このたび、11月23日20時より「WEST祭」の特別企画として映画『籠城』を上映する。
旧制一高を主題とする本作を、旧制三高の歴史を継ぐ京都大学西部講堂という場で上映する機会を持てたことを嬉しく思うとともに、本作を観ることを通じて、学生自治や共同体、大学での文化的な実践のあり方について議論する時間をつくれたらと願っています。みなさまのご参加をお待ちしています。
WEST祭 X(Twitter): https://twitter.com/11_festival
WEST祭 Instagram: https://www.instagram.com/westauditorium_fes
お問い合わせ: ha9shito@gmail.com
『籠城』
旧制第一高等学校(通称、一高)は、1935年に本郷から駒場へと移転するが、そこでの生活は、本郷時代以来の「籠城主義」と呼ばれる自治寮での共同生活に支えられた、独特かつ閉鎖的なものだった。だが、1941年、1942年と戦時色が深まるにつれ、一高のアイデンティティともいえる「籠城主義」は、そのまま維持することはできなくなってくる。
本作は、あたかも一高生らに同一化するかのように、アイデンティティの拠りどころを求めて研究に専念する大学院生の主人公「わたし」の意識を通じて、駒場時代の一高を描き出す。
出演
声:金城恒、高原智史、永澤康太、新田愛、宮城嶋遥加、安原由佳、朱彬
男子学生:乙幡亮
スタッフ
監督:小手川将
プロデューサー:髙山花子
脚本:小手川将、高原智史
撮影:一之瀬ちひろ
音楽:久保田翠
サウンドデザイン:森永泰弘
音響協力:福田貴成
録音エンジニア:中村益久
編集:小手川将
記録:日隈脩一郎
企画:石井剛
原案:高原智史「独白録」
制作協力:田村隆、星野太、二瓶剛(SETENV)
資料協力:東京大学駒場博物館、折茂克哉、坪井久美子、東京大学駒場図書館、国立国会図書館
特別協力:宇野瑞木、宋舒揚、横山雄大、立石はな、林義春、陳希、宮﨑泰樹、東京大学情報学環メディアスタジオ、山内隆治、柳志旼、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部
制作:東京大学東アジア藝文書院(EAA)
2022年/65分/日本/カラー